宿根草とは?多年草との違いとおすすめ10選

宿根草とは?多年草との違いとおすすめ10選

「多年草」と「宿根草」の違いは分かりますか?

どちらも毎年楽しめる植物という印象がありますが、いざ庭や花壇に取り入れようとすると、言葉の違いが少し分かりにくく、どれを選べばよいのか迷いやすいものです。

さらにややこしいのは、多年草を選んだのに翌年出てこなかったり、宿根草のはずなのに夏や冬に姿が見えなくなったりすることがある点です。

せっかく長く楽しみたいと思って選んだのに、思ったように育たないと不安になりますよね。

ここでは、多年草と宿根草の違いをやさしく整理しながら、育てやすい宿根草の種類、おすすめ10選、さらに育て方の基本までをまとめてご紹介します。

多年草と宿根草の違い

「多年草」と「宿根草」は似ているようで、見ているポイントが少し違います。

多年草とは、2年以上生きる草花全体のことを指します。

一方で宿根草は、地上部が枯れても根が残り、季節が来るとまた芽吹くタイプを指すことが多いです。

多年草と宿根草の違い

言葉

意味の中心

ガーデニング目線のイメージ

多年草

2年以上生きる草花の総称

毎年育つ可能性があるが、環境が合わないと消えることもある

宿根草

地上部が枯れても根が残り、翌年また芽吹く

一度植えたら、また出てくることを期待しやすいタイプ

※宿根草でも、夏の蒸れや冬の寒さなど、環境が合わないと翌年戻らないことがあります。

日本で育てられる宿根草はどのくらいある?

宿根草は、流通している園芸植物だけでもかなり種類が多く、図鑑では500種以上が紹介されることもあります。

つまり、選択肢がとても豊富なので、ただ人気のものを選ぶのではなく、自分の庭の条件に合うものを選ぶことが大切です。

ここでは、代表的な宿根草を100種類、一覧でご紹介します。

代表的な宿根草100種類一覧

No

花の名前(あいうえお順)

1

アカンサス

2

アガスタケ

3

アガパンサス

4

アキレア(ヤロウ)

5

アジュガ(セイヨウキランソウ)

6

アスチルベ

7

アネモネ(原種系含む)

8

アマドコロ

9

アリウム(観賞用ネギ)

10

アルケミラモリス

11

アルストロメリア

12

アルメリア

13

イカリソウ

14

イベリス(トキワマガリバナ)

15

イワシャジン

16

エキナセア

17

エリカ(耐寒性種)

18

エリゲロン(源平小菊)

19

オステオスペルマム

20

オダマキ

21

オミナエシ

22

オレガノ(花オレガノ)

23

カキツバタ

24

カラミンサ

25

カンゾウ(ワスレグサ類)

26

カンパニュラ(宿根系)

27

ガウラ

28

キキョウ

29

キチジョウソウ

30

キンギョソウ(宿根タイプ)

31

ギボウシ(ホスタ)

32

クガイソウ

33

クナウティア

34

クリスマスローズ

35

クレマチス

36

ゲラニウム(フウロソウ)

37

コスモス(多年性種)

38

コレオプシス

39

サクラソウ(日本桜草)

40

サルビア(宿根サルビア系)

41

サントリナ

42

シダ類(シェード向き)

43

シモツケソウ

44

シャスタデージー

45

シュウカイドウ

46

シュウメイギク

47

ショウジョウバカマ

48

シラン(紫蘭)

49

スイセン

50

スカビオサ(宿根)

51

スズラン

52

セダム(オータムジョイ等)

53

セントランサス

54

セントーレア(宿根系)

55

セージ(宿根系)

56

タイツリソウ

57

タイム(ウーリータイム等)

58

タチアオイ(短命タイプ含む)

59

チューリップ

60

ツルニチニチソウ

61

ツルバラ

62

ツワブキ

63

デルフィニウム(短命タイプ含む)

64

トウテイラン

65

ナスタチウム(宿根性種)

66

ナデシコ(宿根)

67

ニラ(花ニラ)

68

ネペタ(キャットミント)

69

ネリネ(ヒガンバナ系)

70

ノコギリソウ(アキレア)

71

ハギ(多年性)

72

ハナショウブ

73

ハナトラノオ(フィソステギア)

74

ハナニラ(イフェイオン)

75

ヒガンバナ(リコリス)

76

ヒューケラドルチェ

77

ヒューケラ(ツボサンゴ)

78

フウチソウ

79

フジバカマ

80

フジボタン

81

フジ(つる性多年)

82

フッキソウ

83

フロックス(芝桜)

84

フロミス

85

ヘメロカリス

86

ベルゲニア(ヒマラヤユキノシタ)

87

ベロニカ・オックスフォードブルー

88

ベロニカ(トラノオ)

89

ホトトギス

90

ポテンティラ

91

マツバギク

92

マトリカリア(フィーバーフュー)

93

ミント

94

ムスカリ

95

ムラサキツユクサ

96

モナルダ

97

ヤブラン

98

ヤマアジサイ

99

ヤロウ(アキレア)

100

ユキノシタ

多年草である宿根草おすすめ10選

一覧の中でも、最初に選ぶなら育てやすさと失敗しにくさを優先すると続けやすくなります。

ここでは、比較しやすいように、原産地・草丈・耐寒温度・耐暑性・耐雨性・ほったらかし度をそろえて、おすすめ10選をご紹介します。

クリスマスローズ

冬〜春に咲く宿根草で、半日陰でも庭の雰囲気が整いやすいのが魅力です。

花が少ない季節に楽しみが残るので、満足感を得やすいタイプです。

・原産地:ヨーロッパ〜西アジア(種により異なる)
・草丈:約20〜50cm
・耐寒温度:目安 -10℃前後(品種差あり)
・耐暑性:普通〜やや弱い(蒸れに注意)
・耐雨性:普通(長雨は蒸れやすい)
・ほったらかし度:★★★★☆

ギボウシ(ホスタ)

日陰〜半日陰で葉がきれいに育つ宿根草です。

花よりも葉で庭を整えられるので、日当たりが弱い場所の強い味方になります。

・原産地:東アジア(日本を含む)
・草丈:約20〜80cm(品種差大)
・耐寒温度:目安 -20℃前後(品種差あり)
・耐暑性:普通(西日と乾燥が続くと弱りやすい)
・耐雨性:強い
・ほったらかし度:★★★★★

ヒューケラ(ツボサンゴ)

花より葉色で楽しめる宿根草で、寄せ植えにも花壇にも使いやすい万能タイプです。

色が増えても散らかりにくく、庭のアクセントにもなります。

・原産地:北アメリカ
・草丈:約20〜50cm
・耐寒温度:目安 -10℃前後
・耐暑性:普通(蒸れに注意)
・耐雨性:普通
・ほったらかし度:★★★★☆

エキナセア

暑さに強く、夏の花壇の主役になりやすい宿根草です。

真夏でも崩れにくいので、夏の管理をラクにしたい方に向いています。

・原産地:北アメリカ
・草丈:約60〜120cm
・耐寒温度:目安 -20℃前後
・耐暑性:強い
・耐雨性:普通(過湿は苦手)
・ほったらかし度:★★★★★

ルドベキア

丈夫で花期が長く、多少ラフに育てても見栄えが作りやすい宿根草です。

まずは失敗を減らしたい方にも取り入れやすいタイプです。

・原産地:北アメリカ
・草丈:約40〜100cm
・耐寒温度:目安 -15℃前後(種により差あり)
・耐暑性:強い
・耐雨性:強い
・ほったらかし度:★★★★★

宿根バーベナ

広がりながら花を咲かせるので、花壇の前側や縁取りにも使いやすい宿根草です。

少ない株でも面になりやすいのが魅力です。

・原産地:南北アメリカ(園芸品種多数)
・草丈:約10〜30cm
・耐寒温度:目安 -5℃前後(地域差あり)
・耐暑性:強い
・耐雨性:普通(蒸れに注意)
・ほったらかし度:★★★★☆

ネペタ(キャットミント)

香りがあり、切り戻しで形が整いやすい宿根草です。

咲き終わりに少し切るだけでも、見た目が崩れにくくなります。

・原産地:ヨーロッパ〜西アジア
・草丈:約30〜60cm
・耐寒温度:目安 -15℃前後
・耐暑性:普通〜強い
・耐雨性:普通
・ほったらかし度:★★★★☆

アガパンサス

花が上がると一気に見栄えが出る宿根草です。

株が育つほど存在感が増えるので、庭の軸を作りたい方にも向いています。

・原産地:南アフリカ
・草丈:約50〜120cm
・耐寒温度:目安 -5℃前後(品種差あり)
・耐暑性:強い
・耐雨性:強い
・ほったらかし度:★★★★☆

フウロソウ(ゲラニウム)

派手すぎず自然にまとまる宿根草で、庭のつなぎ役として使いやすいタイプです。

伸びて乱れても切り戻しで整えやすいのが魅力です。

・原産地:ヨーロッパ〜西アジア(種により異なる)
・草丈:約20〜60cm
・耐寒温度:目安 -15℃前後
・耐暑性:普通
・耐雨性:普通〜強い
・ほったらかし度:★★★★☆

ラベンダー

香りと雰囲気を楽しめる宿根草ですが、得意なのは乾燥で、苦手なのは蒸れです。

場所が合うと管理が一気にラクになります。

・原産地:地中海沿岸
・草丈:約30〜80cm
・耐寒温度:目安 -10℃前後(系統差あり)
・耐暑性:普通(蒸れに弱い)
・耐雨性:弱い(長雨で蒸れやすい)
・ほったらかし度:★★★☆☆

まとめ

多年草と宿根草は似た言葉ですが、宿根草は「根が残って翌年また芽吹く」という育ち方に注目した呼び方です。

日本で育てられる宿根草は種類が多く、まずは一覧で全体像をつかみ、日当たりや風通しに合うものから選ぶと取り入れやすくなります。

最初の1〜2年は株が育つ時間と考え、無理のない管理で少しずつ庭になじませていくのがおすすめです。

毎年また芽吹く姿に出会えると、庭の時間は少しずつ楽しみに変わっていきます。

迷ったときは、日向ならエキナセア、半日陰ならクリスマスローズ、葉を楽しみたいならヒューケラから選んでみてください。

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